精神病院
精神病院は、精神科・心療内科・メンタルクリニックといった名称がつかわれます。
人の「心の状態」に対して治療を行うので、ほかの医療とは一線を画す分野になるのかもしれません。
対面のカウンセリングをしたり、必要ならば薬を発行することが仕事の中心になります。
非常にデリケートな分野なので、細心の注意が必要です。
診療内科という科目が認められたのは平成8年のこと。創設してから歴史も浅いため、
あまり希望者はいません。応募のしやすさから見れば、ねらい目の求人と言えます。
場所によっては年収500万円の求人もあり、年収アップも狙っていける分野です。
より決めこまやかな対応が求められるので、今までよりも患者さんへ丁寧に接していく必要があります。
給料待遇は他の科と比べれば良い方で、休日も取りやすいです。手術もありませんし、
夜勤もほぼないですから、看護師からすれば働きやすい待遇だと言えます。
ただ、心療内科自体の数が限られていること、病院に対して偏見がある事など、
ストレスがたまりやすい要因が揃っています。
患者さんはメンタルに問題を抱えているため、コミュニケーションがうまくいかないこともあるでしょう。
いかに患者さんにより沿い、不安を和らげることができるかが問題です。
心療内科専門の知識やメンタルケアの技術なども求められるため、今までとは違う仕事をすることになります。
患者さんによっては、日常生活もままならないほど精神をむしばまれている人もいるため、
そうした方々のリハビリを手伝うのも大切な仕事です。
外出して人と接する事や、日常生活一般。必要なことは患者さんごとに異なりますから、
個人ごとに合ったリハビリを行い、社会生活を送れるようにしていくのです。
近年は仕事・家庭・学業など様々な場面でストレスがかかる時代。
精神科・心療内科にかかる人も増えていますから、看護師の需要も多いでしょう。