介護老人保健施設

介護業界は人手不足に悩まされています。仕事の内容や人間関係など
原因は様々ですが、大きな要因の一つに収入の低さがあります。

正社員でも１５万円程度、非正規になれば１０万円にやっと届く程度という
月収の低さ。他のどの職業に比べても低い数字です。

介護福祉士やホームヘルパーに従事する人は、人手不足と定収入という
２重の負担に悩みながらも日々仕事をしています。

こうした問題に悩むのは、看護師も同じ。介護施設で働く看護師もまた、
人手不足に悩まされているという現実があります。

そんな中、何とか人材不足を食い止めようと高待遇を出す施設が増えてきました。
中には月収３０万を超えるところもあり、一般の病院と変わらないような待遇を受けられます。

医療と介護は非常に性質が近いもので、「患者や利用者のために行う」という点が共通しています。
病院やクリニックから転職する場合でも、今までの経験が必ず生きてくるはずです。

介護老人保健施設において、実際に利用者の身の回りの世話をするのはヘルパーの仕事です。

一方看護師の仕事は、利用者に体調不良やけがが発生した時に手当をすること。
その他、バイタルチェックを含めた健康管理も大切な仕事です。

また、日頃から感染症などを予防するために対策を考え、実行することも求められます。

１つの施設で集団生活をする上で、感染症対策はとても大切なことです。
誰かが感染すれば爆発的に広まり、重症患者も出てしまう可能性があるからです。

抵抗力の無いお年寄りは重症化しやすく、死亡する可能性もあります。
それを未然に防ぐのが、看護師の大切な役割です。

人によっては重度の介護が必要な人もいるので、仕事は体力が求められるでしょう。
また、こまめな連絡や相談も欠かせませんから、病院に匹敵するくらい大変な仕事かもしれません。